2011年8月20日    IIYAMA・SAWAGOSA2011

 戸狩温泉スキー場とん平ゲレンデで行なわれている「飯山さわごさ夏祭り2011」を見に行って来ました。小雨のなか、ワケショの熱気がむんむんしていました。
 行く前に、さわごさのホームページを見ました。そこに実行委員長の庚くんのあいさつ文がのせてあり、内容をみて感動しました。全文を載せますので読んで下さい。
 「私たちにとって飯山は、かけがえのないふるさとです。今こうして私たちが幸せに暮らしていられるのも、親の代、おじいちゃん、おばあちゃんの代から素晴らしいふるさとを守り続けて来てくれたからこそです。
しかし、残念ながら若い世代は故郷を離れ、都会へ移り住み、人口がどんどん減っているのが現実で、ふるさと「飯山」からは活気が薄れていっています。
いい仕事が無い、生活環境がよくない(雪や住宅事情、街の活気など)など理由は様々ですが、若い世代から活力が失われているのが事実です。
 農業にしても、工業、商業にしても何にしても、これからを担う若い世代がエネルギッシュでなくて、明るい未来があるでしょうか?
 今、私たちには希望ある未来へ向けて「何か」を始めなければならないという使命が課されていると思います。今すぐ立ち上がって行動を起こさなければ、つぎの世代にこの素晴らしいふるさとを残すことはできないと思うのです。
 飯山は全国有数の豪雪地でした。「飯山」が豪雪地というのはもう昔の話になりつつあるかもしれません。しかし、「飯山」での生活というのは雪が沢山降ることを前提として成り立っているのです。
 スキー産業、除雪を請け負う建設業者、雪解け水が必要な農業、これらが潤うことによって成り立つ商業、そしてなによりこの美しい自然を育む雪の恩恵など、雪は「飯山」の人々の生活とは切っても切れない関係にあります。
 近年叫ばれている地球温暖化の影響でしょうか。豪雪地と言われる「飯山」ですら雪があまり降らなくなってきています。そのことにより地域の生活基盤が崩れ、若者流出、地域の活力低下という悪循環に陥ることが懸念されます。
 そこで私たちは次の世代に明るい未来、素晴らしいふるさとを引き継ぐ為に、エコロジーをテーマにした参加型屋外音楽イベントを立ち上げ、ひとりひとりのエコ意識を高めつつ、音楽を通して、「飯山」でもやる気にになればこんなイベントもできるんだ、ということを若い世代にむけて発信し継続させて行くことで地域に若者を呼び戻し、活力を高めていきたいと考えます。
 そして、市外、県外に向けてこの取り組みを発信し、「飯山」の素晴らしさを知っていただきたいと思います。
            飯山さわごさ実行委員長 庚 敏久

 若い人達がこんなにも「飯山」を思う気持ちを持っているとはしりませんでした。私たち議員も若い人たちの意見を尊重しながら、また話し合いながら、より良い飯山をつくるために頑張りたいとおもいます。