2016年9月12日   飯山赤十字病院」の支援

今日から、予算決算常任委員会が開会となり、平成27年度の決算と、平成28年度の補正予算の審議が始まりました。今日は昼前に文化振興部、午後民生部の審議がありました。27年度の決算の中に飯山赤十字病院への補助金額が載っていました。

 飯山赤十字病院移転事業補助金額(平成36年度終了) 88,536,000円
  (飯山日赤病院は平成7年に現在の場所に新築移転)
 夜間休日診療運営補助金(岳北4市村で負担、飯山市負担分) 6,032,000円

平成28年度補正予算として 
   公的病院運営費補助金(飯山市負担分)     37,617,000円

 公的病院運営費補助金は、本年度から3年間補助の予定ですので、ほぼ上記金額が3年間、日赤病院に補助されます。
 日赤病院では、何年も前から赤字決算がつづき、ついに今年の8月に経営改善計画を関係市村に提出し、当面の補助をお願いし、各首長は話し合いの中で補助金額を決め、それぞれの市村で、この9月議会で審議をし、採択後補助金の支給となります。この度の一般質問で、二人の一期議員は市長に多くの補助をするように迫りました。市長は今度の補助金額を3年間続け様子を見てから考える。と答弁しました。
 私の考えでは、日赤病院の経営者が状況を判断しながら、真剣になって内部改革をするか、専門の病院経営のコンサルタントを入れるか、いずれにしても改革は一筋縄ではいかないと私は思っていますし、補助をすればするほど人間は甘えが出ます。良い例があります。戸狩温泉スキー場です。10数億円の負債を抱え経営改革をしなければ倒産するところまで追いつめられ、銀行に泣きつき4億円の負債を残し、あとは債権放棄してもらいました。しかしその当時の考えでは4億円の負債位なら営業しながら返済できると思っていました。ところが返済ができないばかりか売上が下がるばかりでついにお手上げし、スキー場を安い価格で滋賀重機に買ってもらいました。この原因は、解っていながら大改革に着手できなかったためです。したがって日赤病院もいかに改革できるかが問われていると思いますし、私は、この地方の中核病院である日赤病院は残さなければいけないのは解っています。しかし市民病院ではないだけに経営再建は日赤病院に任せるべきだと思っています。冷たいようですが、必要以上の支援の甘やかしが命取りになると思っています。

 これから立て直しができるのか心配です。

 経営改善計画書は後日PDFファイルで載せますので、このブログを見ていただいている方も考えていただければと思います。