2017年9月22日   飯山市・人権同和・企業人権教育講座

 22日、飯山市公民館において「2017飯山市人権同和・企業人権教育講座」の6回目、今年度最終回の講座が開催されました。

 演題は「障がいのある人たちと共に働く」で講師は社会福祉法人 花工房福祉会施設長の小池邦子さんでした。

 小池さんは、小学校の教員をやられ、20年目の年盲学校に赴任、初めて障がい児と出会い、最初の一年は精いっぱい児童の指導にあたられ、手取り足取り、至れり尽くせり、自分では全て万全な指導ができた。と思っていましたが、ある日可愛い女の子の生徒から「私はこの学校に来ると目だけじゃなくて手足も不自由になったように感じることがありました」と言われたが、言っている意味が分からず盲学校の先生に尋ねると、先生の方からやってやることよりも、もっと生徒の「自立」を促す指導をしてください。と言われ自身、ショックを受けたそうです。それから発想の転換をし経験を積み「助け合う、支え合う学級づくりを障がい児から教えられたから今の私がある」ことを悟りいつか恩返しをという思いから「花工房福祉会」を設立されたとのことです。

 現在は105人の障がい者と「ともに生き、ともに暮らす」を理念とし、生きる幸せ、働くよろこび、地域といっしょに」障がいを持っていても地域で当たり前の生活ができるを目指し、事業展開をしている。とのことです。

 今回は非常に勉強になりました。その内「花工房福祉会」に視察にお邪魔したいと思いました。