2018年11月10日  木造建築物の実在加力実験と被災後の判定

 今日の午後、旧城山児童館(飯山小学校北側)において、飯山市建設業協会・(一社)長野県建築士会飯水支部主催による「木造建築物の実在加力実験と被災後の判定」の実施についてと言う講習会がありました。市議会議員全員にも通知がありましたので出席しました。
 飯山市児童館「きらら」がオープンしたため取り壊すこととなった「旧飯山児童館」を使って新耐震基準の建物と旧耐震基準の建物に水平加力を加え建物の変形までの一連の様子を見るという実験です。旧城山児童館は昭和46年以前に建築され、その後、昭和57年に奥(東側)に増築しました。従って最初の建物は旧耐震基準、後で増築した方は新耐震基準に適合しているとの事です。そこで両建物の間一間位を解体し、そこに水平にジャッキをかけて両方の建物に圧力をかけてゆきました。すると旧耐震基準の建物は傾き始めましたが、新耐震基準の建物はほとんど傾きませんでした。新耐震基準は地震に強いことが証明されました。

 

旧城山児童館(手前古い建物・奥増築部分)
足立市長挨拶
城山側から
城山側から、ジャッキで水平に加力する
飯山小学校側から
旧耐震基準の建物は柱の上と下で約10㎝の傾き、新耐震基準の建物はほとんど変化なし