2011年8月10日   長野県森林づくり県民税

 昨日、大町市文化会館に於いて「森林・林業・林産業活性化促進議員連盟・長野県連絡会議 第16回総会・研修会」があり議長さん、議員2名と事務局計4名で出席しました。初めてなので様子がわかりませんでしたが、ただ聞いているだけで終わってしまいました。

 しかし、ただ寝ていたわけではありませんので聞いてきたことを少しお知らせします。

 森林は、土砂災害や洪水を防止し水や空気を育むとともに二酸化炭素の吸収源として地球温暖化防止に貢献し、また、再生産可能な資源である木材を供給して循環型社会作りに寄与するなど、さまざまな機能をになっています。森林は、私たちの暮らしには欠くことのできない社会共通の財産「緑の社会資本」です。
 しかし、木材価格の低迷などによる林業の採算性の悪化や、森林所有者の世代交代による管理の空洞化などにより、森林と人との多様な結びつきが希薄になり、間伐などの手入れが行なわれないため、森林の荒廃が進行しています。このままでは、県民の安全、安心を担う防災機能に支障をきたすとともに、地球温暖化防止への貢献にも影響が懸念されています。
 このため、長野県では、県民の皆様のご理解をいただき、間伐を中心とした森林作りを支える財源として、平成20年4月に「長野県森林づくり県民税」を導入しました。

 この森林づくり県民税は、県内に住所、家屋敷または事務所等を有する個人は年額500円、県内に事務所を有する法人は年額、現行の県民税均等割額の5%相当額。

 県民税活用事業

 1) 手入れの遅れている里山での間伐の推進

 2) 地域固有の課題に対した森林づくりの推進

 3) 県民や企業の森林づくりへの参加等の促進

 そのほか、森林、林業の推進にむけた国、県の取り組みについて。と野生鳥獣被害対策についての説明があり、勉強しました。
 野生鳥獣被害では、シカとイノシシの被害がとくに多くなっているとの説明でした。

 

 帰り道、小川村の売店に寄りました。そこに「日本で最も美しい村・小川村」という看板がでていました。さて、飯山市は市では日本で何番目に美しいのでしょう?